RED KOMODO 6K

(KOMODOツインズ)

昨年、RED社のKOMODOを導入しました。

実際の使用感であったり、感じたことなどを暇な時に、ちょくちょく投稿しようかと。

まず、前提としてKOMODOの何が良いのか、、ですが。

弊社のような小さなプロダクションではSONYやCANONのミラーレス系のカメラがよく使われますが、
そういったカメラとKOMODOの大きな違いはグローバルシャッターであること。
16bitの色深度の情報を含んだRAWデータを扱えることだと思います。

まずシャッターですが、撮像素子に映像を記録する際にセンサーを走査線のように順次上から記録していくローリングシャッターに対し、グローバルシャッターは素子の全面で記録していくため、ローリングシャッターにあるような胴体の歪みが生じません。
なので、胴体の撮影や、撮影側にアクティブな動きのある撮影に強いです。

また、色深度に関しては前者のカメラは8bitから収録できて12bit(4096色)の色深度に対して、KOMODOは16bit(65536色)。その分、被写体の色が放つ情報量が諧調細かく記録できます。
その分、撮影後のグレーディング耐性が高いのは言うまでもなく。です。

『色深度=1ピクセルあたりに割り当てることができる色の多さ』

近年流行った、色を浅く優しい色合いで見せるようなグレーディングを行なった場合、
小さな画面だと他のカメラとのぱっと見、違いはわかりませんが、被写体の艶感、立体感はやはりKOMODOの方が綺麗だと思います。また、色彩の多い被写体だと色の深さや色を伴った立体感は非常に顕著に違いが出るように思います。

(色々付けると厳つくなる)

一般的な道具としての使いやすさや、ワンオペのしやすさは、
SONYやCANONのミラーレス系のカメラの方が設定や音声含め色々できる分、便利だと思いますが、
KOMODOの身軽で撮影だけに割り切ってる姿の方が道具としての魅力を感じます。

KOMODOはRED社の中ではアクションカムに分類されるそうで、Bodyのみなら非常に小さいです。
そのため、ジンバルにもサクッと乗りますし、海外ではFPVで飛ばしてるカッコ良い映像をよく見ます。

弊社もKOMODOの特性を活かして、どんどん振り回していこうと思います。
敷居は高そうですが、日本でKOMODOをFPVで飛ばしてみたいです。

(ファインダーはHASSELBLAD Prism viewfinder)